hakuto method — Technical Details
LAST UPDATE: 2026.07 / ENGINE: B612
このページは、hakuto AI のエンジン「hakuto method(開発コード: B612)」の仕組みを、技術的な内容も含めて解説する詳細ページです。 ざっくり知りたい方は hakuto AI トップの比較表 だけで十分です。
Index
「作って」と言われてからコードを書き始めるのではなく、必ず次の順番で進みます。行き当たりばったりの実装を構造的に排除するための固定手順です。
どの案件でも自動で有効になる、事故防止のための基盤機能です。
実行前に AI 利用コストを予測して提示。予算上限を超えそうになると自動停止。「気づいたら高額請求」を構造的に防ぐ。
30 業種の「必要な機能・エッジケース・関連法令・アンチパターン」を要件に自動注入。未経験ドメインの場合は正直に警告。
ファイルに書き込む「前」に構文解析・アンチパターン検出・シークレット混入チェック。動かしてから気づく手戻りを削減。
ビルド・型検査・テスト・lint のエラーがゼロになるまで最大 50 回自動でループ。失敗パターンは記憶して次回は最初から回避。
30 体のレビュー結果を「過去の的中率 × 専門性」で重み付けして集約。3 体以上が同じ指摘なら信頼度高、矛盾する指摘は両論併記。
計画は最上位モデル、実装は中位、軽い判定は軽量モデルやローカル AI へ自動ルーティング。品質を保ちながらコストを 30〜50% 削減。
「このエラーは過去こう直した」「この設計判断はこう転んだ」を案件横断で蓄積。同じ過ちを繰り返さない仕組み。
SaaS・EC・予約・iOS・Android・ゲーム等 12 種の雛形を装備。認証・DB・決済・メールの繋ぎ込みまでセットで立ち上げ。
AI が一番事故を起こすのは「できました」と言った瞬間です。hakuto method は、AI 自身の申告を信用しない仕組みを何重にも持っています。
実装完了後、実際に起動・操作・実測して PASS しない限り「完成」と報告できない検証ゲート。画面の成功表示ではなく、DB の行・ログ・実挙動で確認。
ポート占有・環境変数未設定・DB 接続エラーなど「納品直後に動かない」原因を事前チェックリストで構造的に潰す。
「攻撃者ならどう壊すか」「初心者ならどう間違えるか」「3 年後の保守者はどこで迷うか」を、生成直後に敵対視点で読み直す。
CEO・CTO・CFO・法務・UX・現場・エンドユーザーの 7 視点で同じ成果物を評価。技術的に正しくても現場で使えないものを弾く。
すべての指摘・実装・判断に自信度(高・中・低)を付与。低自信の箇所には「人間の判断が必要」マーカーを自動付与し、推測と確信を区別。
ログ・コード・実測値の根拠なしに「原因は◯◯」と断定しない。根拠が不十分なら実装を止めて確認する、が全エージェント共通ルール。
全部が毎回動くわけではありません。プロジェクトの性質を判定して、必要な専門家だけを 7〜30 体編成します。主なカテゴリと代表例:
| カテゴリ | 代表エージェント |
|---|---|
| コード品質 | コード品質 / エラーハンドリング / テスト戦略 / リファクタリング / パフォーマンス / データ設計 |
| セキュリティ | OWASP 脆弱性 / 認証・認可 / シークレット管理 / レート制限・bot 対策 / サプライチェーン監査 |
| 法令・コンプラ | 特商法・景表法 / 薬機法 / インボイス・電帳法 / 個人情報保護 / GDPR / CCPA / 福祉法令(介護報酬・障害福祉) |
| 業界特化 | EC / 予約カレンダー / 不動産 / 人事労務 / POS・飲食 / 会計連携 / 官公庁 API / 課金 SaaS |
| UX・デザイン | 視覚デザイン / アクセシビリティ(WCAG) / マイクロコピー / レスポンシブ実測 / 多言語くずれ検知 / オンボーディング |
| Web 性能 | Core Web Vitals / モバイル性能 / 視覚回帰テスト / クロスブラウザ互換 |
| アプリ・ゲーム | iOS / Android / クロスプラットフォーム / ゲーム設計 / 格闘ゲーム(ロールバック) / レトロ実機 ROM(ファミコン・スーファミ・GBA)/ ピクセルアート |
| メディア生成 | SVG 品質 / 画像生成パイプライン / 動画生成・編集 / 音声文字起こし / 帳票 PDF / OCR |
| インフラ・運用 | CI/CD / Docker / IaC / 監視・観測性 / バックアップ・災害対策 / 負荷テスト / DB 無停止移行 / インシデント対応 |
| 先端領域 | AI/LLM 統合 / RAG・ベクトル検索 / Web3 / XR(VR・AR) / IoT 組込み / MLOps / リアルタイム通信 |
hakuto method には、案件をこなすほど賢くなる「脳(Brain)」があります。過去の成功・失敗・お客様の好みを記憶し、次の開発に活かす記憶&学習レイヤーです。しかも 完全ローカル動作なので、機密データをクラウドに送りません。
短期(いまの会話)・長期(永続保存)・エピソード(成功/失敗パターン)の 3 層で記憶。セッションをまたいでも「前にこう解決した」を覚えています。
「このエラーはこう直した」を蓄積し、同じ過ちを繰り返しません。次回は最初から回避するので、案件ごとに速く・安全になります。
過去案件・議事録・レビュー結果を「意味」で横断検索。言葉が違っても「これ、前のアレに似てる」を秒で見つけて知見を流用します。
各専門 AI の過去の的中率を記録。よく当たる AI の意見は重く、外しがちな AI は軽く扱う。レビューの精度が使うほど上がります。
これまでのやり取り・フィードバック・採用率から、トーンや進め方の好みを反映。回を重ねるほど「分かってる」提案に近づきます。
1 件ごとの学びが、次の全案件の資産になります。担当者の経験が消えずに蓄積される「組織の脳」として働きます。
オープンソース AI をローカルで併用し、できることを広げつつコストを下げるレイヤーです。機密性の高い案件では処理を完全ローカル化する選択肢も提供します。
打ち合わせの録音・動画(mp3 / mp4 等)を渡すだけで、Whisper が文字起こし → 5 段階構造化 → ヒアリングシートに自動変換。
過去案件・議事録・レビュー結果を「意味」で横断検索。キーワードが違っても「これ、前やったアレに似てる」を秒で発見。完全ローカル動作。
軽量なチェックはローカル LLM(Ollama 等)に振り分け、クラウド AI の呼び出しを削減。プライバシー要件が高い案件は全レビューをローカル化可能。
Stable Diffusion / Flux によるヒーロー画像生成、背景除去、アップスケール、ブランドスタイル統一(LoRA)まで一気通貫。商用ライセンスを起動時に自動確認。
プロモ動画・チュートリアル・縦型ショートを OSS モデル+FFmpeg で生成・編集。字幕は文字起こしと連携して自動付与。
ベクター変換・最適化・アニメーション・アクセシビリティまで、サイトの図版品質を OSS だけで完結。
案件の性質で工程の重さを切り替えます。小さな修正に大掛かりな儀式は使いません。
| モード | 用途 |
|---|---|
| 受託モード | お客様の要望をそのまま丁寧に形にする標準モード。推測実装は削除または確認。 |
| 自社モード | 競合 3〜5 社を自動調査し、差別化ポイントを設計に織り込む新規事業向け。 |
| 修正モード | バグ修正専用。症状の言葉で決め打ちせず、入力 → 保存 → 送信 → 受信の全フローを現物で特定してから直す。 |
| リファクタモード NEW | 「動作を変えずに構造だけ改善」。変更前に現状の挙動をテストで固定し、50 行以内の安全ステップで段階実行。 |
| 軽量モード(--lite) NEW | 小〜中規模の新規実装を、要点の設計契約+縮小レビューで高速に回す。 |
| レビューモード(--review) NEW | 既存コードの点検専用。必要な観点のエージェントだけをスポット起動。 |
「おしゃれにして」を再現可能にするための内蔵カタログです。感覚ではなくカタログから選定するので、毎回ぶれません。
業界を判定 → トーン(配色・タイポ・余白)を選定 → 相性の良いエフェクトを 3〜5 個組み合わせ → 類似サイト 5 件を提示して認識合わせ。アクセシビリティと商用ライセンスの確認まで自動です。
直近で hakuto method(B612)に追加された主な機能です。
| 時期 | アップデート内容 |
|---|---|
| 2026 前半 | エージェントライブラリを 28 体 → 130+ 体に拡充(法令・業界特化・インフラ運用・メディア生成を大幅追加) |
| 2026 前半 | 脳(Brain)を整備:3 層メモリ・失敗パターン学習・意味検索・エージェント信用スコアを統合。案件をまたいで賢くなる記憶&学習レイヤー(完全ローカル動作) |
| 2026 前半 | OSS 拡張レイヤー追加:録音からの要件化・意味検索・ローカル AI 併用・画像/動画生成 |
| 2026 前半 | 品質ゲート強化:Reality Verification Gate(実測なしに「完成」と言えない)・初回起動ゼロエラー保証・7 視点並列レビュー |
| 2026 前半 | リファクタモード・軽量モード追加:案件サイズに応じて工程の重さを自動調整 |
| 2026 前半 | モデル自動振り分け(Planner-Worker-Judge)でコスト 30〜50% 削減 |
| 2026 前半 | 自信度スコアリング:AI の全出力に自信度を明示し、推測と確信を区別 |
仕組みはここまで。実際の使い心地は、無料モックで確かめてください。
無料でモックを依頼する →