生涯
1843年、ノルウェー第二の都市ベルゲンに生まれた。15歳でドイツ・ライプツィヒ音楽院に留学。母国ノルウェーに戻り、北欧民族音楽と西欧クラシックを融合する独自の音楽を作り上げた。
イプセンの劇「ペール・ギュント」のための音楽(「朝の気分」「山の魔王の宮殿にて」)で世界的名声を得た。彼の作品は「北欧」のイメージを世界に決定づけた。
ピアノ協奏曲は20代で書かれた唯一作品ながら、ロマン派協奏曲の代表作の一つ。晩年はベルゲン郊外の自宅トロルハウゲン(妖精の丘)に住み、1907年に64歳で世を去った。
音楽スタイル
ノルウェー民族音楽の旋律・リズムと西欧クラシックの形式を融合。「抒情小品集」全10巻66曲は、ピアノ小品集の最高峰の一つ。短く親しみやすいが、北欧の風景と感情が凝縮されている。
代表作品
抒情小品集 Op.12, 38, 43, 47, 54, 57, 62, 65, 68, 71(全66曲)
30年間にわたり書き続けた小品集。「アリエッタ」「夜想曲」「トロルハウゲンの婚礼の日」など。
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
20代で書いた唯一の協奏曲。世界中で最も愛される協奏曲の一つ。
ペール・ギュント組曲(ピアノ編曲版)
「朝の気分」「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」「ソルヴェイグの歌」。
ホルベルク組曲 Op.40
古典舞曲のスタイルで書かれた組曲。
バラード Op.24
ノルウェー民謡を主題にした技巧的変奏曲。
聖地巡礼
住居・博物館
トロルハウゲン
Troldhaugen, 5232 Paradis, Norway
ベルゲン郊外の自宅。「妖精の丘」の意。湖を望む別荘で、現在は博物館。
ホール
グリーグホール
Bergen, Norway
ベルゲンのコンサートホール。彼の名を冠する。
音楽祭
ベルゲン国際音楽祭
ベルゲン・毎年5-6月
彼の作品が中心レパートリー。
姿と場所
影響関係
影響を受けた
- シューマン
- リスト(友人)
- ノルウェー民族音楽
影響を与えた
- シベリウス
- ニールセン
- 20世紀北欧音楽
学習者にとって
抒情小品集の小品は初級〜上級まで段階的に楽しめる。「蝶々」「妖精の踊り」「トロルハウゲンの婚礼の日」が人気。