生涯
1685 年、ドイツのハレに生まれた。バッハと同じ年。父は理髪外科医で、音楽家になることに反対したが、ヘンデルはハンブルクの歌劇場でキャリアを始める。
イタリアでオペラを学び、1712 年にロンドンに定住。ジョージ 1 世の宮廷音楽家となり、「メサイア」「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」など、英国音楽史の根幹を作る作品を残した。
晩年は失明したが、最後まで作曲・指揮を続けた。1759 年にロンドンで 74 歳で世を去り、ウェストミンスター寺院に葬られた。
人となり
ヘンデルの人となりを示す 4 つの側面。
気質
社交家にして実務家
バッハと正反対の性格。オペラ興行を自ら運営し、貴族との人脈に長け、国際的な名声を築いた。
信仰
ルター派からの自由
宗教的というより人間的・社会的。「メサイア」も貧者救済の慈善コンサート用に書かれた。
身体
巨漢でグルメ
大食漢で短気。ヴァイオリン奏者の演奏が気に入らず、舞台から窓を蹴破った逸話あり。
視力
晩年は盲目
白内障の手術で失明。それでも口述で作曲を続けた。
代表作品(ピアノで弾ける)
サラバンド HWV 437
映画『バリー・リンドン』で世界的に知られる重厚な変奏曲。
調子の良い鍛冶屋
チェンバロ組曲第5番の変奏曲。明快で楽しい。
組曲第7番 ト短調 HWV 432
パッサカリアを含む劇的な作品。
ラルゴ「オンブラ・マイ・フ」(ピアノ編)
オペラ「セルセ」の中の名曲。ピアノ編曲版が定番。
ハープシコード組曲第2番 ヘ長調 HWV 427
舞曲組曲の典型。技巧的にも音楽的にも充実。