生涯
1854 年、モラヴィア(現チェコ東部)の小さな村フクヴァルディで生まれた。長らくブルノで地方音楽家として活動し、50 代まで国際的には無名だった。
60 代になってオペラ「イェヌーファ」(1916 年プラハ初演)が大成功、突如世界的に認められた。「シンフォニエッタ」「グラゴル・ミサ」など、晩年に独創的な作品を量産。
彼の音楽は「話し言葉の旋律」に基づく独自の書法。チェコ語の自然なリズムを音楽化した。1928 年、74 歳でチェコのオストラヴァで世を去った。
人となり
ヤナーチェクの人となりを示す 4 つの側面。
遅咲き
60 代の世界デビュー
50 代までは地方の音楽家。60 代でオペラ「イェヌーファ」で世界的に認められた異色のキャリア。
言葉
話し声の旋律
チェコ語の自然な抑揚を音楽化する「話し言葉の旋律」という独自理論を確立。録音した会話を採譜していた。
民族
モラヴィアの収集
ドヴォルザーク・スメタナがボヘミアならば、彼はモラヴィア(チェコ東部)。地域の民謡を独自に収集。
晩年
70 代で大量に
老境に入って情熱的な作品を次々に発表。最後の 10 年が最も創作的に豊か。
代表作品(ピアノで弾ける)
「霧の中で」 第 1 曲
ヤナーチェク最大のピアノ作品。
「霧の中で」 全 4 曲
内面の風景を描く独特の書法。
「草陰の小径にて」 第 1 集 第 1 曲「我らが夕べ」
哀感の小品。連続演奏されることが多い。
「草陰の小径にて」 全 2 集
モラヴィアの記憶を描く最も親しまれる作品集。
「ピアノソナタ 1.X.1905(街頭にて)」
プラハでのデモで殺された青年を悼む劇的作品。