Composers

作曲家

Composer Profile

モーリス・ラヴェル
1875 – 1937 フランス 近代

ジョゼフ・モーリス・ラヴェル

スイスの時計職人 — 印象派と精密機械が出会った男。

生涯

1875年、フランス南西部のバスク地方シブールに生まれた。父は技術者、母はバスク人。技師の血と芸術家の血が混ざった彼は、後に「スイスの時計職人」と評される精密な作曲家となった。

パリ音楽院でフォーレに学ぶ。ローマ大賞に5回挑戦し全て落選した「ラヴェル事件」は、音楽院の保守性を問う社会的事件となった。

印象派と分類されるが、ドビュッシーよりも形式的・古典的な構築を重んじた。生涯独身を通し、晩年は脳の病気(左半球の言語・運動機能障害)で作曲できなくなった。1937年、62歳でパリで世を去った。

音楽スタイル

印象派的色彩感と古典的形式の融合。「機械のように精密だが、心は熱い」と評される。ピアノ書法は技巧的かつ官能的で、後のジャズ・現代音楽に大きな影響を与えた。「ボレロ」「ダフニスとクロエ」「クープランの墓」が代表作。

代表作品

聖地巡礼

生家
シブール
Ciboure, France
バスク地方の小さな港町。生家のプレートが残る。
住居
ル・ベルヴェデール(ラヴェル博物館)
5 rue Maurice Ravel, 78490 Montfort-l'Amaury
晩年を過ごしたパリ近郊の家。彼が選んだ家具・絵画・収集品がそのまま残る。
ルヴァロワ・ペレ墓地
Levallois-Perret, パリ近郊
両親と共に葬られている。

姿と場所

影響関係

影響を受けた

  • フォーレ
  • サティ
  • ドビュッシー
  • リスト

影響を与えた

  • ガーシュウィン
  • プーランク
  • ジャズ和声全般

学習者にとって

「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ソナチネ」第1楽章は中〜上級。「水の戯れ」以降は上級。「夜のガスパール」はピアニストの最高峰の試金石。