生涯
1732 年、オーストリアの貧しい家庭に生まれた。少年聖歌隊員として音楽の道に入り、独学で作曲を学ぶ。
30 年間エステルハージ侯爵家の宮廷楽長として仕え、交響曲・弦楽四重奏・ピアノソナタの形式を確立した。「古典派音楽の語法そのものを発明した人物」と言える。モーツァルトの友人、ベートーヴェンの師匠。
晩年はロンドンを訪問し、12 のロンドン交響曲を作曲。当時のヨーロッパで最も尊敬される音楽家として、1809 年にウィーンで 77 歳で世を去った。
人となり
ハイドンの人となりを示す 4 つの側面。
気質
ユーモアと誠実
陽気で人懐っこく、楽団員から「パパ・ハイドン」と慕われた。冗談を音楽に仕込むのも好きで、「驚愕」交響曲が有名。
信仰
敬虔なカトリック
楽譜の最後に「In Nomine Domini(主の名のもとに)」と記した。
教育
モーツァルトの友・ベートーヴェンの師
世代を超えた友情と師弟関係。古典派の三本柱を文字通り繋いだ存在。
創作
実験と量産
生涯で 100 曲以上の交響曲、80 以上の弦楽四重奏、約 60 曲のピアノソナタを残した。
代表作品(ピアノで弾ける)
ピアノソナタ Hob:XVI:50 ハ長調
晩年の傑作。明快な構造と機知に富んだ書法。
ピアノソナタ Hob:XVI:23
優雅で快活な中期作品。アンドルー・モーガンの定番。
アンダンテと変奏曲 Hob:XVII:6
ヘ短調の深い情感。ハイドン晩年の傑作小品。
セレナーデ 弦楽四重奏 Op.3 No.5 第2楽章
誰もが知る親しみやすい旋律。ピアノ編曲も多数。
ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob:XVIII:11
最も有名な協奏曲。第3楽章は華やかなロンド。